蒼翠さんが生み出す焼き菓子とカレーペーストについて

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蒼翠さんが生み出す焼き菓子とカレーペーストについて

2022.04.01

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皆さま、こんにちは！

やんばる酒造のブログへようこそ(^^)/

専務のいけはらが、けっこうゆる～く自由につづるこのブログ。

ぜひ寄っていってくださいね！

さて、本日のブログテーマは・・・

カレーとおやつ蒼翠さんとコラボして開発中の

やんばる史上初めての「リキュールプロジェクト」について書きます。

まだ伝わっていないことだらけなので、ぜひお付き合いくださいm(__)m

本日はその「焼き菓子とカレーペースト」について詳しく解説いたします。

↓こちらが新商品「スパイシーセッション」です。

左から　リキュール/ノンアルシロップ/クッキー缶/カレーペースト　です

そう、今回の新商品は４種類あるんです。

リキュール

ノンアル用シロップ

焼き菓子（９種）

カレーペースト

です。

酒造所がなぜリキュール以外もリリースするの？？

そんな疑問にお答えします。

今日も語ります！ぜひお付き合いください＾＾

※長くなります。時間がない方はまた時間があるときにゆっくり読んでください。笑

新商品のテーマはSDGｓ～持続可能な酒づくり～

今回の新商品、大きなテーマは「作製する過程で、できるだけ捨てないものづくりをしたい」ということでした。

ちょっと大げさに聞こえますが、やんばるで「モノづくり」をする上で、未来へつながる姿勢を示すのは地元で70年以上続く酒造所の使命でもあると考えています。

そこで、副産物を捨てずに新たな商品へと生まれ変わらせようと考えました。

実はこの「スパイシーセッション」の製造過程では、ショウガの絞り粕がたくさん出るのです。

前回のブログでもご紹介しましたが、使用しているショウガはすべて地元喜如嘉産のもの。

農薬・化学肥料不使用で手間暇かけて育てているので、たとえ皮であっても捨てずに再利用できる素晴らしいショウガです。

そんなショウガを、捨てちゃうなんて、もったいない。

そして何より、農家さんの想いもしっかりと製品に乗せていきたい。

そんな思いから、生まれたのが「焼き菓子とカレーペースト」です。

カレーとおやつ蒼翠さんの紹介

リキュールづくりをするにあたって、味わいはとっても重要。

そして、今回大切にしたかった「地元の素材を使った、捨てないモノづくり」を実現するために協力していただいたのが「カレーとおやつ蒼翠」のお二人。前田夫妻です（写真両端）素敵な笑顔！(^^)/

お二人は、沖縄の国頭村を拠点に『毎日食べたくなるカレーとおやつをお届けする』をテーマに、こだわりのカレーや焼き菓子もできる限り地元の食材を使っています。

お二人にこのリキュールプロジェクトを相談した経緯はすごくシンプル。

もともとは地元素材のカラキを活用した「カラキ酒」をアップデートしたくて、すごくシンプルに「カラキ＝スパイス＝カレー」と素人（私）ながらに考えたのです。

私のふわっとしたイメージから始まったこのプロジェクトですが、相談した翌月には、地元素材を使ったリキュール用のシロップを何種類も試作してくれました。

そして何度も、何度も、試作とテイスティングを重ね、話し合って、練って、こねくりまわして、シロップを生み出しました。

そして、実際にリキュール用のシロップを作製する過程で、たくさんのショウガの「搾りかす」が出ることに気が付いたんです。

今回、スパイシーセッションのリキュールで使う素材は、カラキ、ショウガ、スパイス３種、そしてキビ糖のみ。

せっかくやんばるで大切に育てられた原材料をつかっているので、捨ててしまうのはもったいないですよね・・・

ということで、すぐに副産物（ある程度エキスを搾ったあとのショウガ）の再利用にも取り組みました。

無駄を少なくして、捨てちゃうものを再利用して、さらにいいもの、美味しいものにしてお届けする。

そんなアップサイクルな仕組みを作り出せたのは、蒼翠さんの姿勢から生まれたものです。

こうして生まれたのが「焼き菓子９種とカレーペースト」というわけなんですね。

副産物のショウガを使うので、焼き菓子は基本的にはショウガの風味があります。

９種すべてにショウガの強弱がしっかりと表れていて、１枚づつの食べ比べがとっても楽しいクッキーです。

そして、もう一品のカレーペーストもすごく素晴らしくて、副産物のショウガをたっぷり使用してもらいました。

自宅で簡単に蒼翠さんのカレーを楽しめることがもちろんおすすめポイントなのですが、実はこちらのカレーペーストは「辛くない」んです。

なので、うちの息子も本当に大好き。

定期的に「蒼翠さんのカレーたべたーい！」というほど、ファンになっています。

このカレーペーストは、味もしっかりきまるのでパウダーよりも手軽に使えますし、何より息子からのママ評価が上がったと思います。（笑）

だって、自宅で蒼翠さんのカレーを出してあげられるんですもん＾＾

話がそれましたが・・・（笑）

リキュール用シロップの副産物から、また新たな商品を生み出すことで

私たちが目指す「捨てないモノづくり」の１歩目を踏み出しました。

この「スパイシーセッション」は、これからのやんばる酒造の目指すものがたくさん詰まっています。

ここがスタートなので、今のこの想いを忘れずに今後も進んでいきたいと思います。

そして、実は・・・副産物を使った商品はまだまだ増える予定です。

というのも、今回の焼き菓子とカレーペーストだけでは使いきれないくらいの副産物が出るので、できるだけ、無駄を少なく、幅広く副産物を再利用できればいいなと考えています。

そのお話はまた今度話しますね。

というわけで、今回のスパイシーセッションは商品が４種類あるんです。

どこで買えるの？

よくぞ聞いてくれました！

新商品スパイシーセッションは、ロスを少なくするために受注生産を行います。

予約を受けて、一本一本瓶詰めし、皆様へ直接お届けするという方法を採用しました。

出来立てで、フレッシュな状態が一番おいしく楽しんでいただけるので自社のWEBサイトでの予約受付を開始しています。

ぜひのぞいてみてくださいね！

はい。

ここまでお付き合いありがとうございました。

次は、やんばる酒造と二人三脚でプロジェクトを進めている「サンシャインデザイン」さんのご紹介をします。

次回、ブログでお伝えしますね！

それでは、また書きます。

お付き合いいただきありがとうございました＾＾

BY　まるた娘

沖縄本島北部・やんばるにある「やんばる酒造」の池原あんこです。
高校生の時におじぃに誘われて酒屋で働いたことがきっかけで酒屋を継ぐことを決意。
紆余曲折しながらも立派な後継者になるために奮闘中です。
自称看板娘。（あくまでも自称ですがｗ）という事で
気軽に「まるた娘」と呼んでいただけると喜びます＾＾