フタを開けずに古酒の中身を確認する方法

フタを開けずに古酒の中身を確認する方法

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はいた~い!こんにちは!
今日もお立ち寄り頂きまして
ありがとうございます!

沖縄本島最北端の泡盛酒造所から
やんばるの泡盛をお届けしている
【まるた娘】こと池原あんこです。

 

今日は酒造所らしく

ちょっと役に立つ古酒の手入れ方法を

公開しておきましょ~ね~!

沖縄では結婚式での贈り物として

ポピュラーな古酒甕(クースガミ)なのですが!

よくこんな質問を受けます。

古酒甕(クースガミ)の中身が減ってるかどうかどうやって調べるの?

毎回フタをあけてみるのメンドクサイですよね。

って。

甕(かめ)に入れた古酒はすこ~しずつ減って行くんですよ。

ウィスキーなんかも樽貯蔵していると

少しずつアルコールと水分が蒸発して

「Angels’ share(天使の分け前)」

なんて言うんですけど

まさにそんな感じ。

でも、沖縄では天使が飲んだんじゃなくて

「グソー(天国)のおじぃが飲んだんでしょ!」

ってなりますけどね。笑

015

こんな風に綺麗に布を巻いているので空けちゃうと、もとに戻すのも大変!

もちろん、私たち酒造所も

古酒甕に入った商品を在庫として

確保しているので、出荷の際には

内容量が減っていないか

確かめないといけません。

でも、フタを開けて確認するなんて

メンドクサイことはしないんですよ。

そんなとき役に立つのが!

IMG_0913
甕の後ろにひっそりと貼られたこのテープ(笑)

よ~くみると9.3kgと書いています。

そう、これ、実は・・・

お酒を詰めた後のこの甕の重さなんです。

私たち田嘉里酒造所の場合、

詰めた直後に重さを量り、

甕にこうして記しておきます。

そして出荷する際にまた量ります。

重さを量るだけで内容量の確認が

できるんですねー。

2~3か月くらいで500gくらい軽くなっていると

ちょっと出荷できませんね。

もしかすると甕に問題あり?

という事でもうしばらく手元に置いて様子を見ます。

甕は手作りで土を焼き上げるものなので

固有差があり多少の不具合があったりします。

お客様のお手元に渡った時に

その不具合で迷惑を掛けないように

酒を詰めて2~3か月静置して様子をみるんです。

その時に減りが無ければほぼ大丈夫。

実際に、これまで「途中で酒が減った!」

という理由での返品はありません。

 

いずれにせよ、泡盛を詰めた後に

酒造所でフタを開けることは

なかなかありません。

フタを開けると中に雑菌が

混入する可能性も出てきますし、

『古酒の品質を保つ』という目的から

フタを開けるのはできるだけ少なく・・・

というのが酒造所の本音ですね。

開けるたびにアルコール度数も

少なからず下がって行きますので^^

古酒甕をお持ちの方は

古酒はフタを開けずに重さで管理する

って事を覚えておくとイイですよ~!!

こうしてしっかり管理することで

10年後、20年後、30年後の泡盛の味に差が出ます。

自宅でもヴァニラの香り漂う

トロトロの古酒が出来ますよ!

そして安心してください!

古酒を育てることに関して、

または泡盛の事に関して

何か聞きたいな~って事があれば

いつでもまるた娘にご相談下さい^^

泡盛造りのプロとして

社長をはじめ、酒造所みんなで

あなたの泡盛ライフを

応援しますからね~!

 

 

愛と頼りになる泡盛プロは

田嘉里酒造所にいまーす!

byまるた娘


 

【お問い合わせはお気軽にどうぞ♪】

★合名会社田嘉里酒造所(たかざとしゅぞうしょ)
☆沖縄県国頭郡大宜味村字田嘉里417地図
☆TEL:0980-44-3297/駐車場3台
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