はいた~い!こんにちは!
今日もお立ち寄り頂きまして
ありがとうございます!
沖縄本島最北端の泡盛酒造所から
やんばるの泡盛をお届けしている
【まるた娘】こと池原あんこです。
今日は酒造所らしく
ちょっと役に立つ古酒の手入れ方法を
公開しておきましょ~ね~!
沖縄では結婚式での贈り物として
ポピュラーな古酒甕(クースガミ)なのですが!
よくこんな質問を受けます。
古酒甕(クースガミ)の中身が減ってるかどうかどうやって調べるの?
毎回フタをあけてみるのメンドクサイですよね。
って。
甕(かめ)に入れた古酒はすこ~しずつ減って行くんですよ。
ウィスキーなんかも樽貯蔵していると
少しずつアルコールと水分が蒸発して
「Angels’ share(天使の分け前)」
なんて言うんですけど
まさにそんな感じ。
でも、沖縄では天使が飲んだんじゃなくて
「グソー(天国)のおじぃが飲んだんでしょ!」
ってなりますけどね。笑
こんな風に綺麗に布を巻いているので空けちゃうと、もとに戻すのも大変!
もちろん、私たち酒造所も
古酒甕に入った商品を在庫として
確保しているので、出荷の際には
内容量が減っていないか
確かめないといけません。
でも、フタを開けて確認するなんて
メンドクサイことはしないんですよ。
そんなとき役に立つのが!
よ~くみると9.3kgと書いています。
そう、これ、実は・・・
お酒を詰めた後のこの甕の重さなんです。
私たち田嘉里酒造所の場合、
詰めた直後に重さを量り、
甕にこうして記しておきます。
そして出荷する際にまた量ります。
重さを量るだけで内容量の確認が
できるんですねー。
2~3か月くらいで500gくらい軽くなっていると
ちょっと出荷できませんね。
もしかすると甕に問題あり?
という事でもうしばらく手元に置いて様子を見ます。
甕は手作りで土を焼き上げるものなので
固有差があり多少の不具合があったりします。
お客様のお手元に渡った時に
その不具合で迷惑を掛けないように
酒を詰めて2~3か月静置して様子をみるんです。
その時に減りが無ければほぼ大丈夫。
実際に、これまで「途中で酒が減った!」
という理由での返品はありません。
いずれにせよ、泡盛を詰めた後に
酒造所でフタを開けることは
なかなかありません。
フタを開けると中に雑菌が
混入する可能性も出てきますし、
『古酒の品質を保つ』という目的から
フタを開けるのはできるだけ少なく・・・
というのが酒造所の本音ですね。
開けるたびにアルコール度数も
少なからず下がって行きますので^^
古酒甕をお持ちの方は
古酒はフタを開けずに重さで管理する
って事を覚えておくとイイですよ~!!
こうしてしっかり管理することで
10年後、20年後、30年後の泡盛の味に差が出ます。
自宅でもヴァニラの香り漂う
トロトロの古酒が出来ますよ!
そして安心してください!
古酒を育てることに関して、
または泡盛の事に関して
何か聞きたいな~って事があれば
泡盛造りのプロとして
社長をはじめ、酒造所みんなで
あなたの泡盛ライフを
応援しますからね~!
愛と頼りになる泡盛プロは
田嘉里酒造所にいまーす!
byまるた娘
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