はいた~い!こんにちは!
今日もお立ち寄り頂きまして
ありがとうございます!
沖縄本島最北端の泡盛酒造所、
田嘉里酒造所(たかざとしゅぞうしょ)から
やんばるの泡盛をお届けしている
池原あんこ【まるた娘】と申します。
※ちなみに、【まるた】とは
主力銘柄『琉球泡盛まるた』の愛称&
うちの酒造所の屋号みたいなものです。
酒造所の看板娘(←自分で言う)なので
気軽に【まるた娘】って呼んで下さいねー!
☆年末年始のお知らせ☆
▼仕事おさめ
2016年12月30日 ~17:00まで
▼仕事はじめ
2017年1月5日 8:30~営業開始
宜しくお願いします。
さぁて、さてさて。
今年も残すところあと1日となりました。
仕事納の日はやはり
この一年間の出来事を
振り返ってみようかと思います!
と言っても、
今年を思い返すとやはり
3月に想いを馳せてしまいます。
3月26日、
当時社長であった池原秋夫が
不慮の事故で急逝し、
4月には現社長の池原弘昭が就任。
前社長の池原秋夫は
高校を卒業してからずっと
田嘉里酒造所で働いていたので
この道37年の大ベテラン。
その次にキャリアの長い方でも
勤続15年ほどだということなので
秋夫前社長は酒造所の酸いも甘いも、
知っている,頼れる存在でした。
従業員達は口には出さずとも
「この人について行けば間違いないのだ」
みんなそう思っていたと思います。
(あくまでも私がそう思うのですが。)
そんな存在が急にいなくなってしまった3月。
はっきり言って、私たちは悲しみに暮れました。
そして周りの方々にはご心配もたくさんお掛けしました。
従業員6名にとって、この1年は本当に試練の年だったと思います。
工場長の直さん
製造詰所の美奈子さん
事務・経理の美由さん
営業の真人さん
製造の親和さん
みんなそれぞれ、不安でいっぱいで
社長がいない分の仕事も増える中で
弱音もはかず今まで以上に頑張ってきました。
悲しみを抱えながらも。
立ち止まってはいられない。
そんな気持ちがとても伝わってくる現場でした。
(私は5月に子供が生まれたので
現場から離れることがとても多く、
このような表現になってしまいますが。)
私、まるた娘は
現場から離れざるを得ず
現場が一番大変な時も
十分に助けることもできず・・・
出来る事と言えばこうして
情報発信をする事くらい。
はがゆかったですね。
なので、今年1年を乗り切れたのは
従業員みんなの努力のたまものです。
それぞれがプライベートも削り、
酒造所の為に働いたからだと思います。
本当に、本当に、
心から感謝をしています。
酒造所を守ってくれて、
ありがとうございます。
なんで私がお礼を?
と思うかもしれませんが
無条件にお礼を言いたくなるほど
素晴らしい働きぶりでした。
おかげで酒造所の危機を
ひとつ乗り越えられたのです。
そしてここからは
生前、秋夫社長と一緒に
過ごしてきた時間を
思い出しながら書きます。
私情をはさむのが大得意な
私、まるた娘のブログなので
読んでいる方も大目に見てくれるはず。
今年最後もめっちゃ挟んでいきますね(笑)
さて、生前の秋夫社長と言えば
お口が大変悪ぅございました。
いつも
「のーのー」
「やなわらばー」
「いらんわじゃさんけー」
と言われてたんです。
もちろん冗談の範囲でですけど(笑)
それでも、
HPを作りたい。
ネットショップをやりたい。
パンフレットも欲しい。
Tシャツも作りたい。
(↑全部けっこうお金がかかる事なのに)
と提案すると
「好きにやったらいいさ」と
背中を押してくれました。
だからこのHPとブログがあるんです。
多くの方とつながることができます。
本当に感謝だな。
写真を撮るにも
「わんを写すな!撮影料金割増しだ。」
と言われるので
隠し撮りをしていました(笑)
でも隠し撮りがバレても
全然怒らないんですけど。
社長は誰よりも早く、丁寧に、壺を仕上げてましたよね。
そしてお酒が大好きで
本当に飲むのが大好きで。
「自分で造った泡盛は自分で消費さんねー」
と飲むたびに言っていました。
そして、飲めばとっても陽気になって
結婚式なんかでカチャーシーがあると
一番最後まで舞台で踊っている人でした。
(そして必ず爆笑をさらう。w)
そんな秋夫社長が、
みんな大好きでした。
教えてもらいたいことが
まだまだたくさんあったのに。
まだまだ怒ってほしかったのに。
そして、いつか褒めてもらいたかったのに。
それももう、叶わないんですね。
思えば、私が酒造所で働きたいと思ったのは16歳の時。
その時は会長であった祖父も健在で
「おじぃに言えば酒造所に入れてくれるはず。」
ぐらいの簡単な気持ちだった私。
でも、その後、学生の間におじぃは亡くなり
私は、醸造学校を卒業するときに
「酒造所の跡取りにしてくれ!」と
秋夫社長に直談判したんです。
そしたら
『わんは子供もいないから、あんたが跡継ぎなるなら上等さ』
『でも一番下だから厳しいよ。覚悟しないと。』
と言われていました。
他の酒蔵で経験を積む話もあったんです。
でも、秋夫社長が
「すぐに戻ってきて、ここで働いたほうが良い」
と強く言ったので卒業後にすぐ戻ってきました。
それから3年。
たったの3年しか一緒に働けませんでした。
でも、もし他の酒蔵に行っていれば
一緒には仕事ができなかったのかも。
そう考えるとあのタイミングで良かったんですね。
3年間見続けたこの働く背中を
私は一生忘れないと思います。
そして、
これからもずっと
「こんなとき、秋夫社長ならどうするだろう」
と、自問自答しながら私なりの答えを見つけていくんだと思います。
秋夫社長は私たちに
『田嘉里酒造所』を残してくれました。
ここで酒造所を守り、酒を育て、
また次につなげることが
私ができる事だと思います。
また来年も精一杯、やりますよ。
ご安心を。
さぁて。
語るのはこのくらいにして。
弘昭現社長も人望が厚く、
酒造所の将来をしっかりと見据えています。
後はここからどのように発展していくのか。
地域に根差し、還元しながら
田嘉里酒造所という名前を
確固たるものしたいと思います。
2017年は何でも挑戦したいです。
まずは、2017年1月14.15日に
大宜味村産業まつりがありますので
蔵元限定古酒を買いに遊びに来てくださいね^^(宣伝)
限定酒の詳細については
今後のLINEやFacebookページにご注目ください♪
それでは、今年はこの辺で。
皆様、今年1年間
田嘉里酒造所の泡盛をご愛飲頂き、
そしてブログをご愛読くださいまして
ありがとうございました!
皆様の応援の声が私たちの力になります。
泡盛で酔いお年をお迎えくださいね!
また来年もこのブログでお会いしましょう(^◇^)
BYまるた娘。
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★合名会社田嘉里酒造所(たかざとしゅぞうしょ)
☆沖縄県国頭郡大宜味村字田嘉里417(地図)
☆TEL:0980-44-3297/駐車場3台
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1 件のコメント
たくおさん
いつもありがとうございます。
田嘉里酒酒造所も一緒に頑張ります^^
そして、たくおさんに喜んでもらえるように
美味しい泡盛をお届けし続けますね!